メンズエステ(メンエス)の売上管理|日報に残す項目と月末に見る数字(店落ち・経費・客単価)
メンズエステの売上は、コース・指名・オプション・延長が組み合わさり、そこからセラピストのバックを差し引いた「店落ち」が店舗の取り分になります。毎日の精算に追われていると、月末になって「売上はあったのに思ったより残らない」ということも起きがちです。この記事では、毎日の締めで残しておきたい数字と、月末に見直すポイントを順番に整理します。
メンズエステの売上管理で見る数字
見る数字を増やしすぎると続きません。まずは次の数字を、毎日と毎月で決まった形で残すことから始めましょう。
| 数字 | 意味 | 見るタイミング |
|---|---|---|
| 売上 | お客様からいただいた金額の合計(割引後) | 毎日 |
| 女子給(バック) | セラピストに支払う金額の合計 | 毎日 |
| 店落ち | 売上 − 女子給。店舗の取り分 | 毎日 |
| 本数(予約件数) | キャンセルを除いた施術の件数 | 毎日 |
| 新規・リピート | 初めてのお客様と、2回目以降のお客様の件数 | 毎週〜毎月 |
| 客単価 | 売上 ÷ 本数 | 毎月 |
| 経費 | 家賃・広告費・消耗品・決済手数料など | 発生したとき/毎月 |
| 利益の目安 | 店落ち − 経費 | 毎月 |
バックの計算そのものについては「バック・女子給の決め方と計算方法」で詳しく解説しています。
毎日の締め:日報に残す項目
日報は、あとから月の集計をするときの元データになります。毎日同じ項目を、同じ順番で残すことが大切です。
- 営業日(深夜営業の場合は、どこまでを1日とするかを決めておく)
- 出勤したセラピストと人数
- 本数(コース別の本数があると、月末の分析に使える)
- 売上・女子給・店落ち
- 支払い方法ごとの売上(現金・カード・電子決済など)
- キャンセル・無断キャンセルの件数
- その日に払った経費
- 気づいたこと(クレーム、設備の不具合、問い合わせが多かった時間帯 など)
10/18(土)出勤5名・本数14本
売上 268,000円/女子給 151,000円/店落ち 117,000円
現金 198,000円・カード 70,000円
キャンセル2件(うち無断1件)/経費 タオル補充 3,200円
深夜0時をまたぐ営業では、日付の区切りを「営業日の終わりまで」に統一しておくと、日をまたいだ予約が別の日に入ってしまうミスを防げます。
現金とカードは分けて記録する
カードや電子決済の売上は、当日の手元の現金には入りません。日払いで女子給を払う店舗では、売上が多い日ほど現金が足りなくなることがあります。
- 日報では、売上を支払い方法ごとに分けて書く
- レジ(金庫)の現金は「釣り銭」と「精算用」を分けて数える
- カード会社からの入金日と金額を、月に一度は売上の記録と照らし合わせる
決済手数料を店舗とセラピストのどちらが負担するかも、あらかじめ決めておきましょう。
経費を記録して「利益の目安」を出す
店落ちがそのまま店舗の利益になるわけではありません。メンズエステでよく出てくる経費には、次のようなものがあります。
- 家賃・水道光熱費:ルームの数だけかかる固定費
- 広告費:ポータルサイトの掲載料、求人広告など
- 消耗品:オイル、タオル、紙ショーツ、アメニティ、リネンのクリーニング
- 決済手数料:カード・電子決済の手数料
- 受付スタッフの人件費・システム利用料
毎月「店落ち − 経費」を出しておくと、売上が同じでも利益が減っている月にすぐ気づけます。広告費は媒体ごとに分けて記録しておくと、次の節の「経路別」の見直しに使えます。
月末の見直し:4つの切り口
月末には、1か月分の数字をいくつかの切り口で並べてみます。同じ売上でも、どこで伸びてどこで落ちたかが見えてきます。
1. 日別・曜日別
売上の多い曜日・少ない曜日が分かると、シフトの組み方や、空きが出やすい日の告知に生かせます。シフトの組み方は「シフト管理のやり方」も参考にしてください。
2. セラピスト別
本数・売上・本指名の数を並べると、指名が伸びている人や、出勤のわりに本数が少ない人が分かります。数字はあくまで話し合いのきっかけとして使い、出勤時間帯やルームの条件の違いも合わせて見ることが大切です。
3. ルーム別
ルームごとの本数を見ると、使われていないルームや、予約が集中しているルームが分かります。家賃に見合った稼働になっているかの判断材料になります。
4. 経路別・媒体別
電話・Web予約などの経路や、お客様が店舗を知ったきっかけごとに売上を分けると、どの広告が新規のお客様につながっているかが見えてきます。広告費と並べて見るのがおすすめです。
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紙・Excel・予約システムの比べ方
| 方法 | よいところ | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| 紙の日報 | すぐ始められる。費用がかからない | 月末の集計に時間がかかる。転記ミスが起きやすい |
| Excel・スプレッドシート | 自由に集計表やグラフを作れる | 予約の内容を別途入力し直す必要がある。数式が壊れると気づきにくい |
| 予約システム | 予約を入れるだけで売上・女子給が集計される | 月額費用がかかる。自店の料金体系やバックの決め方に合うか確認が必要 |
どの方法でも、予約の内容が実際と合っていることが前提です。延長やオプションの追加、キャンセルを予約に反映し忘れると、どれだけ集計を工夫しても数字はずれてしまいます。システムを選ぶときのポイントは「予約システムの選び方」にまとめています。
税金・帳簿について
売上や経費の記録は、確定申告や決算の基礎になります。帳簿の付け方、セラピストへの支払いの扱い(業務委託か雇用か、源泉徴収の要否など)、経費として認められる範囲は、事業の形態や契約の内容によって変わります。具体的な扱いは税理士や社会保険労務士に確認してください。
いずれの場合も、日ごとの売上・支払い・経費の記録を正確に残しておくことが、あとで困らないための基本です。
ESTHE ONE(エステワン)での売上管理
エステワンでは、予約を入れると料金とバックが計算され、そのまま売上の集計につながります。
- レポート:日別・月別・キャスト別・ルーム別・経路別・媒体別に、売上・出勤・予約・新規・リピート・客単価・報酬・経費・利益(目安)を一覧で確認できます
- 報酬:セラピストごとの女子給と店落ちを日ごとに集計できます
- 経費:経費を記録しておくと、レポートの利益(目安)に反映されます
- キャンセルの扱い:キャンセルにした予約は、売上の集計から自動で外れます
- 支払い方法:現金・カードなどの支払い方法を予約ごとに記録できます
料金は全機能込みで月額22,000円(税込)、2店舗目以降は15,400円(税込)で、14日間無料でお試しいただけます。
よくある質問
売上管理はいつからシステムにした方がいいですか?
決まった時期はありません。目安としては、月末の集計に半日以上かかるようになった、受付スタッフが複数になって記録の書き方がばらばらになった、といったタイミングで検討する店舗が多いです。
店落ちと利益は何が違いますか?
店落ちは売上からセラピストへの支払い(女子給)を差し引いた店舗の取り分です。そこから家賃や広告費などの経費を差し引いたものが、利益の目安になります。
深夜をまたぐ売上はどちらの日に入れればいいですか?
どちらでも構いませんが、店舗の中で統一することが大切です。多くの店舗では、営業開始日の売上としてまとめる「営業日」の考え方で管理しています。
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